木と向き合う日本文化【斧の違い】

柴わんこ

2021年01月15日 11:15

緊急事態宣言が、関東近県から、関西、そして愛知・岐阜、に拡がり

福岡も怪しい状況にある。

この春に向けて、感染が少しでも落ち着いてくれれば良いが…










そうは言っても、このキャンプブーム。

冬キャンプを楽しむ人達がかなり増えて、昔だとあまり使ってなかった

薪ストーブを使う人達をよく見掛けるようになった。






薪ストーブに欠かせない物。それは燃料にする薪。

最初から割って売られている物や、材木屋さんから玉切りされた物を買ってくるなど

手に入れる方法は、様々だが薪を割ったたりする際に使う斧や鉈。

これに、種類や日本の文化が有るのをご存じだろうか?

斧に限らず、包丁などの刃物は日本独特の物が多い。





薪を割る際に、斧を使うと思うが日本の物であれば和斧と呼ばれる。

形で言うとよく見かける物






あまり意識した事はないと思うが、和斧には刃のところにこんな線がある。








この線は、右側4本が四木(ヨキ)左側3本を三木(ミキ)と呼ぶ。

ジブリ作品で、映画もののけ姫で出てくる木霊。

子供の頃に見たもののけ姫より、大人になってから見たもののけ姫の方が

印象深かかった。

山岳信仰を受けて、自然と共に暮らす人達とそれに相対する人。

これだけではないが、キャンプやアウトドアをやるようになり、

自然と触れ合うとは、なんだろうかと考えたものだ






昔から、木には精霊が宿っていると崇められ、ご神木等の伐採では

今でも供物やお神酒を捧げてから伐採をする。

しかし、山で木を倒す度に、お供え物を持って行くわけにも行かない。

その為、木を倒す前にお神酒(ミキ)と供物(米、塩、水、果物等)を捧げる代わりに

斧を置いて、祈りを捧げてから木に斧を入れるという事をしていた。

また、四木は太陽・土・水・空気の木を育む為に必要な物とも言われている。











また、和斧と洋斧の違いは刃の形状も違う。



和斧は、ハマグリ刃と呼ばれ刃厚が全体的に厚い。

これにより、食い込み易く針葉樹系の木を多用してきた日本では

割るのに適していると言える。

洋斧は、どちらかとういうと割るというよりは割くに近い感がある。










昨今のキャンプブームで、斧や、鉞、鉈を使う人が増えてきた。

鉈の両刃と片刃を使分けたりするのも、ナイフで割るのとはまた違う。

洋斧やアックスもいいが、古からの木に対する畏敬の念を込める道具。



そう感じてする焚火は、また違った感覚になるのではないだろうか?









人間だけ暖かいのは、ずるいんだワン










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