保存版?Tilley X245Bについて 準備編

柴わんこ

2021年03月24日 12:01

最近、ebeyを見ていて思う事。

一昔(2,3年前)あれほど数があったティリーやバイアラジン、ヴェイパラックスの

ランタンの数が減っている。

そして、有ったとしても日本で買うのと同じくらいの価格

恐らくアジアのキャンプブームの影響も有るかもしれない。







そんな中、ケロシンランタンに興味を持つ方が増え、

ティリーを持つ人が増えて来た。

そこで、以前上げた記事より、もっと具体的に聞きたいとの話が有ったので

今回自分への振り返りも含めて書きたいと思う。


尚、今回はかなり口説く書いております。

あくまで初心者向けという事で、ご理解ください。



今回は、準備編。

箱から出した状態を想定して進めて行きたい。




まずは、必要な物一覧






右上のトランギアに燃料である灯油

中央上に燃料用アルコール

右下にアルコール注入のボトル

中央下に余熱(プレヒート)用のアルコールカップ

左下にマントル

となる。




灯油は市販で売られている物。1年前とかの余り古い物は使わない事。

気化しづらいし、カーボン詰りの元になる。

入れ物としては、注ぎ口が狭いものが良い。

トランギアの物は、入手困難だがボトルから直接注げるので便利である











次に燃料用アルコール。

これはドラッグストアなどで手に入る。これは消毒用と違うので

混在しないように気を付けて貰いたいのと、

近くに火の気が無い事を確認する事。

アルコールは非常に引火性が高いので、取扱には充分注意

補給用のボトルだが、口は金属の方がお勧め。

ポリだと、注油してる時に火が点いて溶ける事がある。












アルコールカップ

ティリーのランタンの付属品として一番手前の挟み込みタイプが標準でついてくるが

基本ビンテージ物なので、点いてくるとは限らない。

また、挟み込みより、ヴァポライザーに通すアルコールカップが

市販されているが、こちらの方がプレヒートしやすい。(写真中央の3個)











マントル

ティリーのマントルは、コールマンやペトロマックスと違い、両方切られている物を使う。

国内だと、大王マントルというメーカーが出している。














ここから、点火までの準備





まずは、箱から出してランタンの状態を確認。




これは、運搬中もあり得る話なので、点火前の点検として行ってほしい

これを怠ると、点灯後すぐ暗くなる等の症状が出る。

直すには、消灯後冷えるのを待ってから点検となるので、要注意



まず、ヴァポライザーとコントロールコックの緩みがないか?
(ここが意外と緩む)




コントロールコックとタンクは緩みが無いか?




コントロールコックの根元は緩んでないか?





上記3か所をチェック

ここで気付いた方もいるかもしれないが、

今挙げた個所にはゴムパッキンが入っている。

これから説明する、ポンプユニットも同様。

古い物なので、定期的に入替をお勧めする。





次に燃料を、入れる

燃料は、灯油。同じ灯油系だからと言ってもパラフィンオイルは使えない。

給油する際は、漏斗等の口の細い物でないと給油出来ない。
(給油口が細い為、市販の灯油ポンプも差さらない)

自分の場合はトランギアのボトルから、給油している。

入れる際は半分より気持ち多め。

ティリーは、比較的燃費がいい為、半分くらい入れると2泊位は充分持つ。
(日が長い冬は、ギリギリな為そこは残量見ながら調節する事)



給油は、ポンピングするポンプユニットから給油する。




間違ってポンププランジャーから給油しない事




ポンプユニットを抜くと、こんな感じ






外して、給油








給油後、ポンプユニットを締める。

ここが緩んでいると圧が掛からず、点灯不良になるので、ユニットとプランジャー共に

締め忘れないように確認する事。









最後にマントルの取付

マントルは、ベンチレーター(ランタン上部のカバー)を外す。

まず、ベイルを水平にして引き抜く。







ベイルが抜けて、ベンチレーターが外せる。







いよいよマントルの取付

マントルの取付は、色別で示してある通りに取り付ける





まずは、緑を細い方に取付




次にピンクを太い方へ

取り付ける個所は、それぞれ窪みがあるので、そこに収まるようにする事。











これは、ティリーに限った事ではないが、マントルの紐を方結びで締める訳だが

最初結ぶ際、2重にして締めると緩まずに2回目を結ぶことが出来る








取り付けたら、マントルのが半球上になるよう綺麗に広げる

この時気を付けてほしいのが、球状にならないと本来の明るさが出ない。

なので、取り付けた後、綺麗に寄りが無いか、棒状になってないかを確認する事。





下記は悪い例。このまま空焼きすると細長くなってしまう。





こんな感じで横に広げるイメージにする事










後は、トップを戻しベンチをつけて準備は終了だが、

ベンチレーターを戻す前に空焼きしても良い。

この時は、トーチではなくライター系の物の方が、マントルに圧が掛からず

綺麗に空焼きが出来る。





ここまで、書いて意外と面倒と思われた方も居るかもしれないが

燃焼系ランタンの場合、各所締め付けはどこの物であろうと必要うな事

折角のキャンプで事故が起きないようにしてほしいものだ








次回点灯編になります。





ちゃんと準備しないと、炎上するんだから、僕見た事あるもん










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